電池製造における高精度な厚さ測定
2022-04-14
マイクロエプシロンは、高精度距離センサから3Dレーザスキャナ、センサシステムに至るまで、電池製造における数多くの測定タスクに信頼性の高いソリューションをご提供しています。製造偏差のインライン検査は、経済効率、リソース節約、品質保証に大きく貢献します。
この高精度なセンサは、電極の製造から組み立て、形成までの製造各工程で使用されており、マイクロエプシロンによる豊富で多様な製品ラインナップは、あらゆる種類のコーティングや測定対象物に対し、最適なセンサによる最適な測定方法を実現しています。
重要な測定タスクとなるのは、電池箔やフィルムコーティングの高精度な厚さ測定ですが、これは電磁式センサでも光学式センサでも行うことができます。

電磁式センサによるストリップおよびコーティングの厚さ測定
2つの静電容量式センサを向かい合わせに設置し、導電性であるワークの両面から測定します。直線距離信号は両方ともコントローラ内で厚さ値に計算されます。この方法では光学方式に比べて測定スポットが大きくなるので、構造や凹凸を平均化することができます。また、温度補償機能を内蔵しているため、高い周囲温度でも安定した高精度の測定値を得ることができます。
- 2つの静電容量式センサによる高分解能厚さ計測
- 温度補償設計
- マルチチャネルコントローラでマルチトラック計測を実現
- 大きな測定点による表面の平均化

光学センサによる塗膜厚測定
光学センサは、それぞれ向かい合わせで配置することで、コーティングされたフィルムとコーティングされていないフィルムの精密な測定を行います。高解像度で動作し、ウェットおよびドライの両方のコーティングプロセスで使用することができます。光径が小さいので微細な部分も確実に検出することができます。
- あらゆるコーティングプロセスに対応する信頼性の高い測定方法
- 高精度かつ高測定レートでの非接触測定
- ダイナミックなプロセスコントロールに最適

電極コーティングの厚さ測定のためのターンキーシステム
thicknessGAUGE O.ECシステムは汚れや高温が存在する環境で使用されます。革新的なcombiSENSORを採用しており、ガイドローラー上で測定する渦電流センサと、材料表面上で距離を測定する静電容量センサを搭載しています。信号の差分をもとに、電極コーティングの正確な厚さ値が算出されます。
- あらゆるコーティングプロセスに対応する信頼性の高い測定方法
- 高温や変動する周囲温度でも使用可能
- プロセス信頼性の高いマルチトラックおよび固定トラック測定
マイクロエプシロンが選ばれる理由
- 経済効率の向上、リソース節約、品質の向上を実現します
- サブミクロンレンジでの最高精度をお約束します
- センサとシステムのコンピタンスをまとめてご提供しています
- お客様のアプリケーションに最適なソリューションを、幅広い技術ポートフォリオでご提案します
- 数十年にわたるストリップ工程での経験を大きく役立てています