小型レーザー三角測量式変位センサ
素早く精密な測定のためのスマートセンサ
optoNCDT 1420では速度やサイズ、パフォーマンスに加え、変位、距離および位置測定における使用範囲の多様性が組み合わさっており、他に例を見ないセンサとなっています。この小型の三角測量センサは測定精度が大変高く、測定レートは最大8 kHzです。接続の種類をケーブルかピグテールで選択でき、コントローラも内蔵されているので、センサのセットアップにかかる手間が最小限に抑えられています。マイクロエプシロン社による他の三角測量センサすべてと同様に、optoNCDT 1420にもインテリジェント表面調整が備わっており、自動ターゲット補正(Active-Surface-Compensation、ASC)が、表面の色や明るさに変化があっても安定した測定結果をもたらします。また、センサの高性能光学レンズが小さな光点を投影するので、小さなコンポーネントでさえ確実に捉えます。
最小スペースで最高の精度
軽量かつ小型なフォームファクタにより、新たなアプリケーション分野が切り開かれます。アナログでの電圧出力と電流出力、そしてデジタルRS422インターフェースにより、プラントや機械制御へのセンサの統合が可能になりました。設定や評価方法を多様に選択できるので、optoNCDT 1420は連続生産やOEMアプリケーションに必要な条件を満たしています。
他に類を見ない操作コンセプト
optoNCDT 1420モデルは、直感的なウェブインターフェースを介して操作することができます。パラメータ化はプリセットを介しても、測定タスクを選択するためのクォリティスライダーを介しても行え、ユーザーごとのセンサ設定は最大8つまでセットアップ管理内での保存とエクスポートが可能です。設定の保存とロードにより、全パラメータを簡単かつ素早く他のセンサに転送することができます。ビデオ信号表示、信号ピーク選択、また自由な設定が可能な信号平均化が測定タスクのさらなる最適化を実現しており、ROI機能(関心領域)がバックグラウンドでの干渉信号などをフィルタリングします。簡単な測定タスクには、センサに備わったマルチ機能ボタンでクィックセットアップができます。
レーザークラス1にも対応
optoNCDT 1420 CL1シリーズは、より高い安全性が要求される測定タスク向けに設計されています。これらのセンサはレーザークラス1に分類されており、このクラスのレーザーでは最大390μWの出力が得られるので、レーザークラス2に関連する保護措置は必要ありません。
optoNCDT 1420 CL1モデルは、センサの近くで人が作業する測定作業や、感度の高い表面上での距離測定に使用されます。