マイクロエプシロン3D-SDKを介したソフトウェア統合
マイクロエプシロンの3Dセンサには、組み込みが簡単なSDK(ソフトウェア開発キット)が備わっています。このSDKは業界標準のGigE VisionとGenICamをベースにしており、以下の機能ブロックなどがあります:
- ネットワーク設定とセンサへの接続
- 豊富なセンサ制御
- 測定画像の送信制御
- ユーザー定義のパラメータセット管理
- C++ サンプルプログラムおよびドキュメント
GigE Vision経由でのセンサへのアクセスは、GenICamクライアントを使えばSDKなしでも可能です。
GigE Visionインターフェースを介した統合
マイクロエプシロンのセンサはすべて、AIA(Automated Imaging Association)のGigE Visionスタンダード(Gigabit Ethernet for Machine Vision)に準拠しています。リアル3Dデータフォーマット(Coord3D)を使用することで、3D点群を直接処理することができるようになりました。
このGigE Visionスタンダードは画像処理分野で広く普及しているため、標準的なコンピューターバージョンツールのすべてがサポートしており、画像処理や 3D 評価を行う様々なソフトウェアパッケージへの迅速かつスムーズな統合を実現しています。
GigE Visionは最適なデータセキュリティだけでなく、完璧なパフォーマンスと実装時でのデザイン・イン時間の短さが保証されています。GigE VisionはGigabit-Ethernetに基づいており、転送速度も非常に高速です。イーサネット技術は、リピーター/ハブなしでも長距離でケーブルを使用できるいった利点をもたらし、コスト効果の高いネットワークコンポーネントの投入も可能にします。GigE Visionスタンダードは、データ転送のオープンフレームワークや、3Dセンサとコンピュータ間の制御信号を提供し、シングルおよびマルチスキャナタスクのためのインフラストラクチャー・トポロジーに対し、多種多様な対応が可能です。
3DセンサSDKとの統合
3Dセンサライブラリにより、マイクロエプシロンGenICamベースの3DセンサをC/C++アプリケーションに簡単に統合することができます。現在、reflectCONTROL RCS、surfaceCONTROL 3D、scanCONTROL 30xxの各センサがサポートされています。
ライブラリの概要と各機能の説明は、同封のインターフェース説明書に記載されています。
3DセンサSDK統合パッケージには以下が含まれています:
- x64アプリケーション用ライブラリファイル(WindowsおよびLinux
- インターフェース資料
- C、C++、C#、Python用インターフェース
- C、C++、C#、Python用のプログラム例を多数収録