金属と荒い表面に適したレーザーセンサ
光沢のある金属や、マイクロマシニング加工による微小な凹凸跡が残っている表面での測定の場合、光点の直径が小さいレーザーはお勧めできません。マイクロマシニング加工された表面はレーザーの均一な反射を妨げる特性があるため、測定結果にノイズが混ざったり、不安定になります。
"このような要求に対応するには、光点が幅数ミリで楕円形のレーザーセンサを推奨いたします。この光点の形は細いレーザーラインに似ており、また表面の粗さや欠損、凹みあるいは微細な穴による障害も、楕円形の光点と特殊なソフトウェアアルゴリズムでフィルタリングされます。さらに、この種類のセンサは構造化された表面の測定、つまり表面の構造ではなく表面への距離を検知しなければならない場合での距離測定に適しており、楕円形の光点は表面の構造に影響されることなく、一定かつ安定した測定値を生成します。
構造物や金属表面上での確かな測定精度
optoNCDT LLレーザセンサには測定範囲、測定速度、測定精度が異なる複数のシリーズがあり、構造化された表面上での精密な距離測定に使用されます。これは表面の構造を捉えたい場合ではなく、表面への距離を測定したいケースを意味するので、細部や表面構造を検出する必要がある時は、ブルーレーザーセンサとポイントレーザーを使用したoptoNCDTセンサをお勧めいたします。
Interface and signal processing units
ダウンロード
- データシート optoNCDT 1900LL (pdf, 2.63 MB)
- データシート optoNCDT 1900LL Fieldbus (pdf, 1.24 MB)
- Setup Guide optoNCDT 1900 / 1900LL (pdf, 2.27 MB)
- Setup Guide optoNCDT 1900-Industrial Ethernet (pdf, 1.36 MB)
- Operating Instructions optoNCDT 1900 (pdf, 8.42 MB)
- Operating Instructions optoNCDT 1900-EtherCAT (pdf, 5.22 MB)
- Operating Instructions optoNCDT 1900 EtherNet/IP (pdf, 5.38 MB)
- Operating Instructions optoNCDT 1900 PROFINET (pdf, 5.89 MB)
- Setup Guide Protective Film optoNCDT 1900 (pdf, 662.70 KB)
- CAD file 3D-model optoNCDT ILD1900 (zip, 19.65 MB)
- Electronic Data Sheet file optoNCDT 1900 (zip, 4.98 KB)
- Firmware update ILD1900 V18.0 (U_18.0-97) (zip, 2.32 MB)
- Firmware update for ILD1900-EtherCAT V1 (U-ECAT_20.02-107) (zip, 2.99 MB)
- ESI Device Description for ILD1900-EtherCAT (zip, 7.70 KB)
- Firmware update for ILD1900-EtherNet/IP V1 (U-ENIP_14.0-14.0-85) (zip, 3.58 MB)
- ESD Device Description for ILD1900-EtherNet/IP (zip, 5.05 KB)
- Firmware update for optoNCDT 1900-PROFINET sensors (zip, 3.61 MB)
- sensorTOOL V2.0 (exe, 17.56 MB)
- MEDAQLib V5.2.0 (zip, 22.65 MB)
optoNCDT 2300LLシリーズのレーザーセンサは、従来のレーザーポイントに代わり、測定対象物の表面に非常に細いレーザーラインを投影します。このレーザーラインが備わっていることにより、optoNCDT 2300LLは とりわけ光沢のある表面や、多孔性で荒い表面での精密な変位・距離測定に適しています。測定精度が最大49 kHzと高いので高速プロセスでも確実に測定でき、レーザーセンサのパラメータ化はウェブインターフェースを介して行います。このウェブインターフェースへはEthernetインターフェースからアクセスし、ウェブインターフェース経由で測定値処理や信号処理のための多くの手順を行うことができます。