産業用途での測定タスク向け回転数センサ
回転数センサは、機械的な駆動システムの監視、調整、制御に使用され、回転システムの要素(エンジンやドライブなど)を機械的な過負荷から保護するために重要な役割を果たします。マイクロエプシロンは回転数の検出用にcapaNCDT CST6110とturboSPEED DZ140の2種類のセンサシステムをご用意しています。capaNCDT CST6110は、計数タスクやあらゆる種類の回転数アプリケーションに対応した汎用的な回転数センサ、turboSPEED DZ140測定システムは、ターボチャージャーの回転数を検出するために特別に開発されたセンサです。
汎用的な回転数測定
静電容量式回転数センサcapaNCDT CST6110は、産業用の計数タスクや回転数アプリケーション用に設計されています。測定材料に関係なくブレード、ギア、ナブなどを高精度で検出し、測定範囲は1~400,000rpmです。回転出力は最初の検出から行われるため、測定システムの立ち上げは必要ありません。IP67の堅牢なコントローラとコンパクトなセンサ設計により、この回転数測定システムは狭い設置環境でも使用することができます。
非接触式回転数センサの仕組み
マイクロエプシロンの非接触式回転数センサは、回転数測定に2つの異なる測定方法を採用しています。DZ140を使用したターボチャージャー回転数測定には誘導式測定原理が使用されている一方、CST6110回転数センサは容量式の測定原理に基づいており、どちらの測定方法も高い信号安定性と高い干渉耐性を特長としています。マイクロエプシロンの回転数センサは、光学的な測定方法とは異なり、埃や汚れの影響を受けません。
ターボチャージャー回転数センサ
誘導型turboSPEED DZ140センサ測定システムは、エンジンルーム内でターボチャージャーの回転数を測定するために特別に開発されました。電子機器一式はIP65で保護された小型ハウジングに組み込まれていて115℃までの動作温度に対応しており、センサも285℃まで耐えられるように設計されているので、エンジンルーム内に容易に統合することができます。誘導型DZ140測定原理は、テストベンチとオンロードテストの両方で、より高い電磁両立性(EMC)要件であっても優れた干渉耐性を実現しており、200~400,000rpmの範囲で正確な測定結果を提供しています。