測定の難しい表面に対応できる青色レーザー三角測量センサ

optoNCDT BLモデルは青色レーザーダイオードが備わっており、赤色レーザーダイオードでの標準センサでは限界があるケースに使用されます。青色レーザーは赤色より波長が短いので、測定対象物の中に入り込むことなく表面上で小さな光点を形成することにより、精密で安定した測定結果をもたらします。青色レーザーセンサには特殊なフィルタが備わっているので、赤熱の金属のような強く発光する対象物からも影響を受けないため、有機対象物や(半)透明の対象物、また赤熱の金属といった測定タスクで使われます。

高精度な青色レーザー変位センサ
optoNCDT2300-2DR は、高性能シリーズ optoNCDT 2300 の新しいモデルです。レーザービームの経路は直接反射する対象物向けの仕様となっており、高光沢の表面や鏡面に用いられます。マイクロエプシロンの青色レーザー技術と光学配置により、レーザーセンサが距離の変化に対して非常に高感度となっているため、極度の正確性が実現されています。スマートフォンやタブレット、ディスプレイなどの家庭用電化製品の製造時や、工業環境下、半導体の製造や加工といった分野で使用されます。
特許を取得した青色レーザー技術
700°C を超える赤熱した金属や、樹脂、接着剤あるいはガラスのような透明な材質での青色レーザセンサを用いた測定は、マイクロエプシロンが特許を取得しています。そのため、こういった対象物での測定は、マイクロエプシロンの青色レーザセンサでのみ可能です。optoNCDT青色レーザセンサは安定性が著しく向上しており、様々な測定対象物においてより確実な測定を行うことができます。

新しい青色レーザー技術により、センサが赤熱の金属やケイ素を完璧な精度かつ確実に測定できるようになりました。青紫色レーザーが決定的なアドバンテージとなっており、ベニヤ板や木材、または皮膚といった有機物での測定でも青色レーザーは高い精度を発揮します。青紫色レーザーは波長が短く光が測定対象物に浸透しないため、安定性が著しく向上しています。
optoNCDT 1710BLシリーズの青色レーザーセンサは、赤熱金属での変位、距離および位置測定を素早く行えるように設計されており、センサには新しい高性能レンズ、レーザー制御および評価アルゴリズムが備わっています。
- 測定範囲(mm)50 | 1,000
- 直線性 最大50 µm
- 分解能 最大7.5 µm
- 2.5 kHzまでの設定可能な測定レート
- アナログ出力とデジタル出力
- コントローラ内蔵でコンパクト
- 変化する表面へのリアルタイム補正(RTSC)
- 自由なプログラミングが可能なリミットスイッチ

optoNCDT 1750BL シリーズの新しい青色レーザーセンサは高速な変位、距離および位置測定用に設計されており、様々な表面や物質上で高精度な測定を可能にする新しい高性能レンズ、レーザー制御および評価アルゴリズムが備わっています。赤色レーザーダイオード搭載センサに比べ、マイクロエプシロンが特許を取得した青色レーザー技術は、青色のレーザーポイントが表面に浸透しないことで、センサエレメント上にシャープな点を形成できるという決定的な利点があるため、非常に高い分解能と信号安定性による測定結果が実現されています。
- 測定範囲(mm)20 | 200 | 500 | 750
- 7.5 kHz までの設定可能な測定レート
- 直線性 最大 12 µm
- 再現性 最大 0.8 µm
- アナログ出力とデジタル出力
- 内蔵コントローラ搭載のコンパクトな構造
- 変化する表面へのリアルタイム補正(RTSC)
- ウェブインターフェースでの定義済みプリセット、お客さまごとの設定も可能

新しい青色レーザー技術により、センサが赤熱の金属やケイ素を完璧な精度かつ確実に測定できるようになりました。青紫色レーザーが決定的なアドバンテージとなっており、ベニヤ板や木材、または皮膚といった有機物での測定でも青色レーザーは高い精度を発揮します。青紫色レーザーは波長が短く光が測定対象物に浸透しないため、安定性が著しく向上しています。
ハイエンドシリーズoptoNCDT 2300BLは最大49 kHzの測定レートで作動するので、素早い対象物を精密に測定するのに適しています。コントローラ全体がセンサハウジング内に統合されているため、センサを狭いスペースに取り付けることも可能です。
操作はウェブインターフェースを介して行います。このウェブインターフェースへはEthernetインターフェースからアクセスし、ピーク選択やフィルタリング、ビデオ信号のマスキングなどといった、測定値処理やさらなる信号処理の設定を行うことができます。
- 測定範囲(mm)2 | 5 | 10 | 50
- 直線性 最大0.6 µm
- 分解能 最大0.03 µm
- 49.140 kHzまでの設定可能な測定レート
- 内蔵コントローラ
- 出力:Ethernet、RS422、EtherCAT、 Profinet、EtherNet/IP
- Cボックス/C-Boxを介したアナログ出力
- Advanced RTSCによる変化する表面への素早い適応

optoNCDT 2300-2DR は、鏡面や光沢のある表面上における測定のための高精度なレーザー三角測量センサです。青色レーザー光により、非常に安定した測定信号とナノメートルレベルでの分解能が実現されており、光点が極度に小さいため、最小サイズの対象物でも確かな検出が可能となっています。
このセンサはフラットガラスの厚さ測定や、極小部品の組立モニタリング、またはアニールガラスでの距離測定といったケースで使用されます。
操作はウェブインターフェースを介して行います。このウェブインターフェースへは Ethernet インターフェースからアクセスし、ピーク選択やフィルタリング、ビデオ信号のマスキングなどといった、測定値処理やさらなる信号処理の設定を行うことができます。
- 測定範囲(mm):2
- 直線性 0,6 µm
- 分解能 30 nm
- 49.140 kHz までの設定可能な測定レート
- 内蔵コントローラ
- 入力/出力:RS422、Ethernet、EtherCAT、 Profinet、EtherNet/IP
- Cボックス/2A を介したアナログ出力
- Advanced RTSC による変化する表面への素早い適応