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溶融亜鉛めっきラインにおける鋼帯メッキの品質向上

溶融亜鉛めっきラインでは、鋼帯に液体亜鉛、亜鉛合金、アルミニウム合金を連続プロセスでめっきします。この際、鋼帯の早い搬送速度から振動が発生します。これらを最小限に抑えるために、市場を牽引するドイツEMG社の電磁式安定化システムで、Micro-EpsilonのEU40型渦電流式センサが10~16個取り付けられています。


厳しい環境条件に対応する堅牢な渦電流式測定システム
メッキプロセス中、センサは非接触で鋼帯の振動を距離値として検出します。これらは電磁式安定化システムに伝達され、システム全体の継続的な監視を可能にし、振動の確実な低減を実現します。渦電流式センサは非常に堅牢で、高温で使用でき、耐食性も高く、機械的なストレスに問題なく耐えることができます。測定範囲は40mmと広く、コンパクトな産業用コントローラ eddyNCDT 3020とEMG専用にカスタマイズされたバージョン(DT3029/EMG)で動作します。また、このコントローラは非常に堅牢で、IP67と高い保護等級 となっています。コンパクトな設計と105℃までの高い耐熱性により、電磁式安定化システムに直接組み込むことができます。


正確な測定結果
高いEMC耐性により、センサコントローラユニットは電磁石の近くでも安定した測定結果を提供します。センサケーブル長は1mと短く、温度安定性に優れているため、出力信号の精度と安定性が非常に向上しています。出力信号はアナログ電流として、最大50m離れたPLCなどコントロールユニットへ伝送されます。Micro-Epsilonシステムの精度と堅牢性は、最終製品の大幅な品質向上に貢献します