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自動車へのコクピット組み付け用レーザープロファイルスキャナ

自動車産業における完全または半自動化によるコクピットモジュールの組み付けでは、グリッパーツールによる高精度なポジショニングが必須です。レーザースキャナを使用した計測とポジショニングを行うことで、各コクピットモジュールをそれぞれの車体に適合させることができます。マイクロエプシロンのレーザースキャナは測定プローブが非常に小型かつ軽量であり、スマート機能も搭載されているので、このような測定タスクに特に適しており、ロボットやマニピュレーターへの取り付けも簡単に行うことができます。スマート機能を使用すれば、追加のハードウェアコンポーネントが無くてもセンサのパラメータセットアップが Ethernet 経由で行える上、測定値を可視化して制御へ直接送信することができます。

scanCONTROL シリーズの高精度レーザープロファイルセンサは、プロファイル全体を内部で評価し Ethernet 経由で測定値を制御に送信するので、アクチュエータを介してグリッパーツールの軸の位置を変えることができ、コクピットモジュールを車体内の理想的な位置に取り付けることが可能です。コクピットの固定後はセンサがコクピットの取り付け位置を検出し、各車両の品質証明として保存されます。コクピットの固定も含めた全体のプロセス時間は非常に短いタクトタイムであり、1分もありません。マイクロエプシロンのセンサは表面に左右されないため、塗料の色の明暗や光沢の度合い、表面構造の違いや不安定な周辺光に影響を受けることなく確実な測定値を得ることができます。再調整が必要であれば、センサが自動的に調整を行います。