軌道位置エラーの測定

鉄道交通では、軌道の新建設や再構築に対する要求が常に高まっています。特に高速路線においては、完璧な軌道形状が不可欠です。そのため、マルチプルタイタンパーでマクラギの下に敷かれているバラストを突き固め、線路に必要な支持力を与えることで位置エラーを防ぎます。線路のポジションを正しく評価するには、マルチプルタイタンパーの前にある線路の状態と位置についての正確な情報が不可欠です。マイクロエプシロンによるINC5701シリーズの2つの傾斜センサは、横方向と縦方向の傾斜を捉える移動式測定装置で、取得した情報をその後ろを走行するマルチプルタイタンパーに送信します。マルチプルタイタンパーはこの情報をもとに、線路の位置に合わせて正確にバラストを突き固めることができます。